コンサルタントの種類も多数いますが、ここ10年で一気に増えたのが、大枠ではIT・販促コンサルタント。そして小分類では、ネットビジネスコンサルタントと呼ばれる人たちです。いわゆるアフィリエイトや情報ビジネス等で成功し、その結果を動画、セミナー、塾形式等で教える人たちのことを一般的にネットビジネス系と呼ぶようです。ウェブサイトの表現が歌劇であったり、誇張表現が社会問題になる等、一時期は世間を騒がせていましたが、その実態としてはどうなのでしょうか。
まず、本物の成功者はいます。多くはアフィリエイト、情報ビジネスで大きな成果を本当に上げた人。こういう方は、基本的にはダイレクトマーケティング中心のメールマーケティングで販売する。あるいは、サイトを量産してSEO対策をし、アフィリエイト収入を上げる。さらにはここ数年ではプロダクトローンチと呼ばれる手法で成果を上げる等、成果を上げている人たちはいます。こうした人たちから学ぶのは決して悪いことではなく、むしろこれまでにないマーケティング手法なので、学ぶことも多いといえます。
一方で気をつけなければならないのが、かりそめの成功者がコンサルティングをしている場合。よくある月収100万円達成とか、何もしないで…のような謳い文句がよく見られますが、わかりやすくいえば、「小さな成功」を大きく見せてコンテンツ販売をする、というパターンです。情報ビジネス、アフィリエイト、あとは投資などがよくあります。一時的に成功しても、継続しなければそれは事業とは呼べません。こうしたかりそめの成功者から学ぶことは、効果があまりないことも多いのです。
瞬間風速で一時的に成功者となっても、それはまぐれかもしれません。私たちが研究しているところでは、本当に成果を上げている成功者は、10%もいないのではないか。それだけ、偽りの情報が多く出回っている印象です。もしあなたもネットビジネス系のコンサルタントから教えを受ける場合は、慎重に見極めることが大事だと思います。
(執筆:LClab編集部)
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DATA:
32歳(男性)東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務