横須賀輝尚ノウハウ集

コンサルタントが注意しておきたい失言

コンサルタントが失言してしまうことは結構あると思っています。中でも私が注意しているのがこの2つです。

過去を否定する発言をしない

大切なのが「過去に対する否定的な意見を言わない」ということ。典型的なのが「どうしてそんなことをしてきたんですか」という失言です。だから相談してきているという一面もあるはずです。

これはコンサルティングだけではなく、人生や人間関係全般にいえることですが、万全な過去を生きてきた人はいません。人は必ず何か間違いがあったり、失敗や停滞があったり、色々なことを経験してきています。でも時間は今から未来にしか動いていない。だから過去のことを言っても仕方がありません。

アイデアの芽を潰す発言をしない

それから、アイデアの芽を潰すようなことを言わないというのも大事です。言い換えれば、モチベーションの動機やモチベーションの芽を潰さないということ。

相手が経営者でも個人起業家でも同じですが、相手が前向きになっていても、コンサルタントから見ると明らかにうまくいかないと思えるようなケースがあります。そこで「それはうまくいかないですよ」とコンサルタントが否定してしまうのは、そのアイデアを失うことよりもモチベーションを失う損失の方が大きいです。

コンサルタントは「面白いですね」と一度は肯定する。その上で、「ただ、今は早いと思います」とか、「もっと別の良い機会が来ると思います」「面白いですが、お金にはなりにくいかもしれませんね」というように、肯定的に回避するようなアドバイスをする。こういうことを私もよくしていました。

もしも思い当たる発言をしている人がいたら、意識してしてみてください。

横須賀輝尚

▶人気記事:コンサルタントの模範解答51 あなたならどう答える?

コンサルタントのあなたに問題です。下記のクライアントからの相談に、あなたはどのように回答しますか?

DATA:

32歳(男性)
東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務

自分の右腕を作ることはできるのか前のページ

未経験の業界に関するコンサルティングをどう成立させるか次のページ

ピックアップ記事

  1. もっとも簡単に有名コンサルタントになる方法
  2. コンサルタントの契約書はどのような内容を盛り込むべきか?
  3. コンサルタントに求められる人物像
  4. 開業1年目のコンサルタントが取り組むべき3つの営業戦略
  5. 顧問契約をするコンサルタントの年収について

関連記事

  1. 横須賀輝尚ノウハウ集

    コンサルタントの組織について

    LC LABのコンテンツでも紹介していますが、コンサルタントとしてビジ…

  2. 横須賀輝尚ノウハウ集

    コンサルタントとしてクレームを受けてしまったときの対処法

    コンサルタントとしてクレームを受けてしまった場合に、どうしたらいいか。…

  3. 横須賀輝尚ノウハウ集

    メールマガジンを送るのに最適な頻度とは

    今回は、メールマガジンについてです。コンサルタントとして最も適したなマ…

  4. 横須賀輝尚ノウハウ集

    チャットやメール、対面でのコンサルティングそれぞれの注意点

    まず、全てにおいて言えること全てのコンサルティングの共通点として、…

  5. 横須賀輝尚ノウハウ集

    コンサルタントはオフィスを持った方がいいのか

    多くのコンサルタントがオフィスを持っていません。自宅兼オフィスという方…

  6. 横須賀輝尚ノウハウ集

    小冊子の執筆は自分でするべきか

    以前からダイレクトマーケティングの世界では、無料オファーのツールとして…

ログイン

特集記事

ピックアップ記事

PAGE TOP
PAGE TOP