コンサルタントになる方法は簡単です。今この瞬間から「私はコンサルタントです」と名乗ればそれまで。名刺のひとつもつくれば、立派なコンサルタントです。もちろん、本記事をお読みのあなたにとってはそれは「聞くまでもない」ことでしょう。具体的に「コンサルタントになるには」ということは、言い換えれば「どのようにすれば、コンサルタントとしての実力が身に付き、契約が取れるのか」ということに他なりません。
書籍やセミナーで勉強し続ける、というのは言うまでもありません。コンサルタントにとって知識は商品ですから、多く、そして深いのに越したことはないわけです。では、机上の知識をどのように力に変えていけば良いのでしょうか。
まず、順番としてはコンサルティングよりも「コンテンツ」が先になります。セミナーにせよ商談にせよ、まとまった話をする機会がコンサルタントには必ずあります。ですから、コンサルティング能力も重要ですが、コンテンツ制作能力も重要なのです。いくつかのキラーコンテンツをつくり、セミナーをする。その結果、見込み客であるクライアントができる。このように、コンサルタントにとっては、コンサルティングよりもまずコンテンツなのです。
そのコンテンツをつくるために必要なのが、絞り込み。すべての経営問題に詳しいコンサルタントになれれば最高ですが、最初からそうはいきません。まずは突破口を開くために、ツール、業界等自分の強みを絞り込む。ここで集中して知識や経験を掘り下げていくことが重要になります。ひとつのいわゆるUSPを持てば、ほかの範囲もある程度見えるようになってきます。そこで初めて広い知見のコンサルタントになることができるのです。
重要なのは、コンテンツ。その次にそのコンテンツを磨くこと。それによってコンサルティングをする機会に恵まれる、というのがひとつのロジックになります。
(執筆:LClab編集部)
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DATA:
32歳(男性)東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務