コンサルタントを名乗るのに資格は要りませんので、名乗った瞬間から誰しもコンサルタントです。多くの場合、自分の強みを活かしながらコンサルタント活動を始めるため、コンサルタントの仕事内容は文字通り千差万別となります。その中でも、税理士・会計士が始めるコンサルティングの内容はどんなものか、分析してみます。
まず、そのまま会計・財務系のコンサルタントとして活動するというのがひとつのパターンです。当然、自分のキャリアのあるところですから、資金調達等、自分の強みを活かすことができ、この部分では「コンサルタント」と名乗る以上、平均的なスキル等を見てみても、比較的高いレベルの財務・会計系のコンサルティングを望むことができます(もちろん、個人差はありますが)。自社の税理士が、提案してくれないなんていう経営者は、セカンドオピニオン(というよりは、作業と助言を分ける)としてこうした財務コンサルタントに仕事を依頼するのもひとつの有効な手段です。
一方で、経営そのものに関するコンサルティングをする税理士、会計士も多く存在します。これには2つの側面があって、ひとつは「税理士が経営なんてわかるのか?」という疑問と、「そのあたりの経営者よりはるかに優れた経営ができる税理士・会計士もいる」という面です。「経営コンサルタント」と一口に言っても、残念ながら名乗るだけで理論レベルを抜け出せていない税理士・会計士もいます。しかしながら、実に優秀な経営コンサルタントという人もいるのです。
その優秀なコンサルタントとして成立する場合、多くが自らの事務所を急成長、あるいは拡大させた経験がある税理士・会計士です。自らの理論と実践で顧問数を増やし続けている税理士・会計士であれば、実績がありますので、コンサルティングを頼むにふさわしい資格があるといえます。ところが、前述のように「税理士がわかるのか?」という固定観念があるため、依頼を躊躇する経営者も多いのですが、LClabの研究では、実に優秀なコンサルタントはたくさん士業の中に隠れている、という事実がわかりました。弊社の主宰する経営天才塾でも、多くの成功したコンサルタントが存在していますし、やはり実力社会なのだなと感じるばかりです。
(執筆:LClab編集部)
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DATA:
32歳(男性)東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務