横須賀輝尚ノウハウ集

未経験者がコンサルティングの実力を高めたいとき

未経験者がコンサルティングの実力を高めたいとき、どのようにトレーニングをすればいいのでしょうか?

まずは、簡単に私のコンサルタントの経緯を話しましょう。行政書士としてスタートした後は、ブログというビジネスツールでやって、ブログの活用をして集客をしました。自分でブログを活用して結果が出せたので、これはコンサルティングとして仕事ができるのではと考えました。ところがコンサルティングをやったことがありません。

無料でバーター取引をしてコンサルティングをする

まずどうしたかというと、無料でやります。例えばある知り合い、交流会やセミナーで知り合った人に「私はこういうことができますが、興味はありますか?無料でやってるんですがよろしければどうですか」と言います。そこで、バーターでやりませんかという話をしています。

私はブログのことをなんでも話しますしなんでもやりますが、それだったら受けにくいと思うので、何かいただけるものがあれば交換しませんか、と。例えば、ブログを見てあげる代わりにカラーコンサルタントの人に服を見てもらったり。税理士さんのブログを見てあげる代わりに、税務の相談を受けてもらうとか。

そこで「こんな質問が出るんだ」「こんな相談も出るんだ」「ここは聞かれてもわからなかった」というのがわかる。無料のサービスですから、わからなくて答えられなくて、宿題にして持ち帰ったとしても、そんなに咎められることはなかったんです。この、無料やバーターのコンサルティングをするというのが一つ。

セミナーで質疑応答の場を設ける

もう一つが、セミナーをする方法。セミナーをして質疑応答の時間をとります。リアルな場で出る質問に答えるというのが、トレーニングの一つの方法です。私も500回以上はセミナーをしましたが、ほとんど質疑応答が付いていて、特に最終公演では60分質疑応答をつけました。

生で出る突然の質問というのがトレーニングになります。そこで答えられなかったら、「ちょっと今明確な答えが言えないので、後で個別でメールしますね」ということで、そういうふうな対処法がありますので、恐れることはないです。ただ、質疑応答というのは、「質問はありますか」という聞き方をしてしまうとあまり出ません。特に関東は出てこない。

そこで、質疑応答の盛り上げ方、上手に質問を引き出す方法を知っておく必要があります。「これから15分間質疑応答の時間をとります。何か質問がある方は挙手をお願いします」という言い方だとなかなか上がらないです。そこで、自分から声をかけていくということをします。

最初は一応礼儀なので「これから間質疑応答の時間をとります。何かご質問ある方はいらっしゃいますか」と、こういう聞き方をします。「質問がある方は挙手してください」ということで、あれば当然答えればいいんですが、あんまり上がらなかった場合には、「質問でなくて感想でもいいので、一言いただけますか。どうですか」といって、前の人から指していく。

ないならないでいいので、と言って「感想を言ってください」というと、ところどころ質問が出てきます。質問が出たら「ありがとうございます」と言って答えていく。一人質問が出ると次も出やすいので。もし出なかったとしても、「お隣の方は感想などはありませんか」といってコミュニケーションを取っていく。

「どんな感想でもいいしどんな質問でもいいです」という感じです。また、「お時間がない方は帰られて大丈夫なので」ということも伝えておきます。で。こういう方法を知っておくと、質問が出やすいです。それが練習するという最初にできる方法。

お金をもらった上で回答する場を自分で作る

次が実力をつけるには大事なことで、「自分がお金をもらってビジネスを立ち上げて、そこで相談を受ける」。これをしないと、やはりレベルは上がっていかないと私は思います。例えばセミナーでグループコンサルティングを企画する。数日間の講座を企画して集客して、その中でグループディスカッションというか、質問をうける場を作るとか。

コンサルタントとして相談をうけるという前提でお金をもらった上で、ちゃんと回答する場を作るんです。私の場合は、天才塾がそうでした。もちろん実力を高めたくてやったわけではないですが、そのサービスを立ち上げた結果、相談が山のように来ました。それに回答していく間に実力が自然と身についていきました。

天才塾を10年やらなかったら、実力は身につかなかったと思います。最終的な実力というのは、お金をもらった上で回答する場を自分で作るということです。

まずは無料バーターコンサル、次が質疑応答、次が自分でビジネスを作った上で、背中に汗をかきながら回答する。結局はやっぱり本番が一番急激に伸びます。

横須賀輝尚

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コンサルタントのあなたに問題です。下記のクライアントからの相談に、あなたはどのように回答しますか?

DATA:

32歳(男性)
東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務

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木戸一敏氏セミナー 第1部「コンサル素人をクライアントの売上アップを3ヶ月で実現する経営コンサルタントに育てた方法」(2017年8月30日)次のページ

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