フリーコンサルタント同士がプロジェクトチームを組んで取り組むというのはあまり聞いたことがありません。どちらかというと、講座を一緒にやったりとか勉強会を一緒にやったりとか。そういう組み方をする方が多いんじゃないかと思います。
アライアンスは短期プロジェクトがお勧め
コンサルタントと組む場合、いろんな組み方がありますが、アライアンスに関しては全部短期プロジェクトにするがいいと考えています。一回組んでみて、「よかったね」で締めて、「じゃあ次は何をしましょうか」という流れ。
毎月定例セミナーとか勉強会があるようなものについては、スパンが数ヶ月とかだといいんですが、二年三年とやっているとお互いの状況が変わって行きます。それでもうまく行っていればいいですが、うまく行っていない場合は「この事業いらないかも」となる。
ただ、A社にとって要らなくても、B社にとっては必要な事業かもしれない。そうすると食い違いが出てきます。ですから、基本は単発プロジェクトの組み合わせでいったほうがお互いにとって争いが起こりにくいという気がします。
パワーコンテンツジャパン株式会社としても、長期的なものよりも単発の方がうまくいっている感じがします。
アライアンスを組むには集客力が必要
組み方の基本として、お互いに持っていると思うんですが、基本的には声をかけた方が集客する側という感じはあります。「何かやりませんか」、と持ちかけたときに、相手にお客さん集めてくださいとは言えない。結局は、集客力があるほうがアライアンスを組みやすい。集客ができるというのは強いんです。
ですから、組む時には単発でいいので、集客できる段階になった方が声はかけやすいです。弊社は天才塾があるので、「メルマガが何万部あるので、集客できるのでやりませんか」という提案ができます。
アライアンスを組む際に注意しておきたいこと
コンサルタント同士で組む場合は、共同開催のプロジェクトやセミナーと言うプロジェクト型講座のスタイルが多いものです。このときの注意点として、お金払いに関してはきっちり決めておくということ。
経費を抜いて折半なら折半。絶対揉めたくないなら、契約書をかわしておくべきです。もう一つの注意点としては、うまくいかなかったときの収れんの仕方を知っておくこと。
例えば一人30万の講座を10人集客して、300万の収益を一人150万ずつ分けましょう、というときに、2人しか集まらない、開催してもいいけど微妙だという時に、どうやってやめるかということです。
開催しても収支は0にはならないけど、どう考えてもやらない方がいいだろうなという場合には、すっぱりやめます。その時に「こちらの努力不足もあってこんな結果になってしまったので、やめましょう、ダメでしたね」という言い方をしない。
「仕切り直しませんか」という言い方をします。仕切り直しなら時期を変えてまた集客もできるので、というふうに、次を残した上で一度収れんしましょうと伝えます。この収れんの仕方を知っておくというのも、アライアンスを組むときにの注意点の一つです。
横須賀輝尚
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DATA:
32歳(男性)東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務