横須賀輝尚ノウハウ集

コンサルタントは話が上手である必要があるか

コンサルタントとして契約を取っていくという場合には、話が上手くなる必要はとくにありません。『聴く』ということができれば十分です。話すことよりも聴く力や質問力、相手の心理がわかるなど、そういった力の方が重要です。ここは、自分の仕事のあり方がどういうタイプかによって変わります。

いわゆる高難度業務取扱実務家というような方は、クライアントのニーズをとにかく引き出す。そういった質問ができれば十分なので、そこまで話すことが上手ではなくてもいい。正しいことを言っていれば、問題ないでしょう。ただ、上手くて損をすることはありません。説明がたどたどしいよりは、上手に話せた方がいいでしょう。

実際のところ、コンサルタントの方はみんな話は上手です。

コンサルタントには、「聴く力」が一番必要とされる

そうは言っても、講演の話が上手なコンサルタントがコンサルティングの満足度も高いのかというと、実はそうでもありません。講演が上手でも、コンサルティングはさほど上手ではない人もいます。なぜかというと、自分の世界で喋ってしまうから。だからいい話をしていても「聞きたかったのはそこじゃないんだよな」と思われたりする。

結局は聴く力が必要だということです。私もコンサルタントの知り合いはたくさんますが、みなさん話すのが上手なのに、コンサルティングの場面ではほとんど喋りません。相手が喋る量の方が圧倒的に多い。質問してばかりというか、話を聴くということに終始しています。

コンサルタントの駆け出しの頃は、勉強したり学んだことを言いたがったりしてしまうところはどうしてもあります。その辺はバランスを取りながらいきましょう。重要なのは、クライアントの問題を解決するということです。

横須賀輝尚

▶人気記事:コンサルタントの模範解答51 あなたならどう答える?

コンサルタントのあなたに問題です。下記のクライアントからの相談に、あなたはどのように回答しますか?

DATA:

32歳(男性)
東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務

無限にコンテンツを生み出すインタビューの技術 The way of the Consultant vol.004前のページ

文章力を磨くためにはどうしたらいいか次のページ

ピックアップ記事

  1. メルマガを出した方が良いコンサルタントのタイプとは?
  2. コンサルタントは、クライアントからの返金に応えるべきか?
  3. コンサルタントの報酬単価は、高めから勝負することがポイント
  4. コンサルタントで1,000万円稼ぐビジネスモデル例・高額報酬顧問
  5. コンサルタントに依頼することは意味のないことか?

関連記事

  1. 横須賀輝尚ノウハウ集

    メールマガジンを送るのに最適な頻度とは

    今回は、メールマガジンについてです。コンサルタントとして最も適したなマ…

  2. 横須賀輝尚ノウハウ集

    コンサルタントは、教えてはいけない

    一般的にコンサルタントは「クライアントに何か知識やスキルを教えるもの」…

  3. 横須賀輝尚ノウハウ集

    メールマガジンの記事をストックしておきたい

    メールマガジンのネタはある程度作っておいた方がいいものですが、記事のス…

  4. 横須賀輝尚ノウハウ集

    メール相談を受けるときの注意点

    私は天才塾で「通信コンサルティング」という形で長らくメール相談を行って…

  5. 横須賀輝尚ノウハウ集

    コンサルタントとしてクレームを受けてしまったときの対処法

    コンサルタントとしてクレームを受けてしまった場合に、どうしたらいいか。…

  6. 横須賀輝尚ノウハウ集

    コンサルタントを始めるとき、最初の顧客ターゲットを誰にしたらいいか

    今回は、コンサルタントを始めるときに最初の顧客ターゲットを誰にしたらい…

ログイン

特集記事

ピックアップ記事

PAGE TOP
PAGE TOP