コンサルタント分析

コンサルティングの効果的な受け方

今回は、コンサルティングの効果的な受け方と、コンサルを受けても効果が薄い人についての話です。

まずは、コンサルティングを効果的に受けるためにはどうしたらいいか。

コンサルタントがブランディングされたり出版されたりテレビに出たりといろいろしている人だと、「ブランド」というものに引っ張られてしまいます。ブランドに引っ張られて「この人にから何とかなるだろう」と思って選ぶというのが1番良くない受け方です。
大事なのは、そのコンサルタントがどんな能力、実力を持っていて、どんな結果を主に重点的にもたらしてくれるタイプなのかをまず見抜くこと。

私は士業に関しては何でもという感じです。スモールビジネスとか小さい会社組織とかもできますが、一番は、士業に対するコンサルティングです。組織はだんだん得意になってきました。
まずはそうやって、コンサルタントそのものを見抜くこと。

例えば大企業、マッキンゼーとか、そういうところのコンサルタントに聞いても「いや、500億位の中小企業は…」とか言うわけです。それは、1億未満とか五千万くらいの中小企業にとっては何の役にも立たない。ただブランドがすごいというのはある。そこを間違えないということと、基本的にはコンサルを受けるときに「どんな目的で受けるのか」というところが大事ですね。

今自分が置かれている環境がどんなもので、どういう問題があって、どういう風に解決したいのか、という課題があった上で依頼をする。
例えば、うちはアナログ営業とか広告全部やったけれど、リスティングだけどうしても苦手だと。リスティングをやればうまくいくんじゃないかと考えている。そこで、リスティングのプロに対して「コピーと出し方とターゲティングと予算を教えて欲しい」と。ここまで明確であれば効果的でしょう。

コンサルティングを効果的に受けるためのもう一つは、「基本的に最初は好意的に取る」ということですね。セミナーとかでもそうですけれども、この人に頼んで大丈夫なのかな?というか、懐疑的にみると効果は薄まってしまうので、まずは全面的に信頼する。そうすると効果が見込みやすい。

それから、これは番外編として心の片隅に置いておいてほしいんですが、実力はあるけれども稼いでいないコンサルタント。こういう人に頼むと、本気で頑張る可能性があります。すごく実力あるけれども、自分の営業が下手で仕事がない、みたいなコンサルタントは、意外と月3万とかで死ぬほど働いてくれたりする。
そこは出会いが全てかもしれませんが。

では逆に、コンサルを受けても効果が薄い人というのはどんな人なのか。
コンサルを受けても効果が薄い人というのは、その逆というのが全てです。
懐疑的である、それから目的がない。あとは、よくあるけれどもおんぶに抱っこというか、「この人にお願いしておけば何とかなるだろう」というふうに思っている。

やっぱり自分で目的が明確化されていないと、コンサルを受けても効果が薄いと思います。「なんとなくこの人凄いから変わるだろう」というふうに結んだコンサルティング契約は雑談になってしまいます。
「最近そうだよね」みたいな感じで、自分の問題解決をせずにコンタルタントの雑談を聞いて終わり、みたいなこともよくある。

ですので、1番は「目的を明確にしてコンサルを受ける」ということ。積極的に前向きに受けるということが大事です。

それから、「時間を買う」という感覚。
例えばさっきのリスティングだと、ゼロから本を読んでセミナーを受けて自分でやる、というよりは明らかに早い。そういう意味では、時間を買うという感覚でやるのがいいと思います。
もう一つ効果を出すためには、矛盾するようですが「コンサルタントを過信しすぎない」ということです。

決めつけるわけではありませんが、長くやっていてブランドがある人は、神輿に乗ってる可能性も結構あります。最近のことを知らないとか。ただ言い方がうまいのでみんなついて来る、というような。
コンサルタントって、長く続ければ続けるほど喋ることが意外と抽象的になってくるところがあるんです。これからの未来は、とか、今後こんな世代が来るとか、何年問題が〜、みたいな。「具体的にどうしよう」という話が非常に少なくなってくる。

それは何故かというと、予言することが人を惹きつけるということもかもしれませんが、「言えなくなってる」というのもある。この辺は、自分の目で見て自分の耳で聞いて確かめるということが大事ですね。「ほんとかな?」と。

信じながらも「ホントかなぁ」と確かめる、というのが最終的には大事です。

横須賀輝尚

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DATA:

32歳(男性)
東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務

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