今回は、Skypeを使ったコンサルティングの始め方について解説します。
クライアントにSkypeをかけてもらう
クライアントには、「何時にSkypeにこのIDでログインしておりますので、時間がありましたら通話をお願いします」と案内しておきます。コンサルタント側からかけることは基本的にしません。
これは電話で考えるとわかりやすいのですが、基本的に相談したいと言っている相手にこちらからかけることはしないと思います。それと同じです。
それから、例えば12時から開始の場合、11時55分にSkypeをかけてくる方がいますが、基本的には開始時間前に出る必要はありません。関係性にもよりますが、基本的にはコンサルタント側のルールをクライアントにも踏襲してもらうようにします。そうすることで、お互いに適切な距離を保つことができます。
Skypeが繋がったら相手の通話状況を確認する
予定時間になってSkypeが繋がったとき、挨拶をしてから相手の確認をします。ここが普通の面談と違うところです。「(その方のお名前)間違いありませんか?」と必ず名前を呼ぶことが大事です。
それから、コンサルティングに入る前に必ず「聞こえますか」「音声は大丈夫ですか」とクライアントに聞いて確認を取ってください。細かいことですが、これもとても大事なポイントです。
Skypeは、どこで機材トラブルが出ることがあります。この最初の確認が漏れてしまうと、クライアントには会話が聞こえてないということが起こります。そうすると、せっかくの貴重なコンサルティングの時間が通信機器の不具合によって無駄になってしまいます。
中には、こちらは音声がクリアに聞こえているのにクライアントには届いていないということがあります。そのときは、Skype のチャット機能を使って「こちらは聞こえてますよ」ということを早めに送ってあげてください。
チャット機能が使える状態にしてもらう
Skypeでは、コンサルティング中にコンサルタントの手元にある資料を提示したり、ウエブサイトを提示することが普通の面談よりもやりやすいというメリットがあります。
中にはパソコンでSkypeをするのが初めてという方もいらっしゃいます。そうすると、Skypeのチャット機能の使い方がわからないことがあります。せっかくのコンサルティングの時間にチャット機能が使えないのはもったいないので、事前にSkypeのチャット機能が使えるかも確認しておきたいところです。
Skypeのチャット機能が使えなければ、Chatworkで代用できます。そこで、Skypeのchat機能は使えるか、もしくはChatworkにログインした状態でSkypeができるかということを始まる前に確認しておくと良いでしょう。
Chatworkに慣れている方であれば、「Chatworkにログインした状態でSkype を使っていただいた方が、より具体的に内容を伝えられると思います」というふうに案内しておくと良いでしょう。これはコンサルティングの予約の際に案内しておいてもいいかもしれません。
横須賀輝尚
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DATA:
32歳(男性)東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務