Skypeでのコンサルティングが始まったあとは、基本的に対面や電話、メールでのコンサルティングと行うことは変わりません。
Skypeコンサルティングの実際の進め方
例えば、弊社にホームページの作成を受注してくださった方へのコンサルティングを例に解説していきましょう。
まずは依頼してくださったことにお礼を伝えます。それから、ホームページを開設したあと、実際にどのようなマーケティングをされてきたのか、反響はどうだったかなどを伺います。そしてお話を聞きながら問題点をひもといていきます。
例えば、「ネットからの反響があった」といっても、それがSEOを仕掛けた結果なのか、何もせずにサイトを放置していたのか、広告を出したのかによってコンサルティングの内容が全く変わってきます。
まずは、ホームページを開設したあとに何をされたのかを細かく、コンサルタントである自分が分かるレベルまで引き出します。
Skypeは資料を提示しやすい
対面でのコンサルティングでは、コンサルティングの時間に資料を渡すことができます。しかしSkypeだとそうはいきません。もし資料があるのなら、事前に送っておきましょう。逆にSkypeのコンサルティングは、スクリーンショットを撮ってすぐにクライアントと共有できる点が便利です。こういったことは喜ばれます。
ちなみに、私は以前コンサルティングの時間内にフィードバックなどをまとめて資料を作成していました。コンサルティング中にどんな質問を受けたか、どう答えたか、次に何をすべきかなどをその場で会話しながらまとめて、Skypeが終わってすぐにクライアントに送信していました。
最初はタイピングではなくて手書きでも構いませんが、そういったサービスができると完璧だと思います。
クライアント側に機材不備が生じたとき
Skypeコンサルティングで最も多いのが、繋がらないというトラブルです。
会話の途中で音声が聞こえなくなったり、何らかのアクシデントが起きてしまったりしたときには、私の場合は5分と時間制限を決めて待機します。それでも繋がらなかったら、クライアントに一言添えて一旦Skypeを終わらせます。
実際にその後に予約が入っていることも多かったので、「通信機器の調整に不具合がでているようにお見受けします。このままお待ちすることもできますが、後に予約が入っているのでゆっくりとお話できないと思います。どこか別の日に仕切り直しいたしませんか」という提案を行っていました。
会話をする上で注意したいこと
Skypeでは相手が見えません。そこで、トークの相槌をしっかり打つ、リアクションをしっかりすることがとても重要です。対面の場合よりもオーバーにしてちょうどいいくらいです。
また、対面よりも言葉がぶつかりやすいことも一つの特徴です。会話がぶつかったときにどうするかですが、私は自分が話すよりも、100%相手に譲って先に話してもらっていました。ここは情報を引き出した方が良いところなので、「お話を伺った方が良い回答ができますから」といって譲ってしまうといいと思います。
コンサルティングを終了するとき
コンサルティングの終了時間に近づいてきたら、そろそろコンサルティングの時間が終わることを案内しましょう。対面と違って、終わるタイミングをコンサルタント側がある程度作る必要があります。
具体的には、「そろそろ終了時間になりますが、何か気になることはありますか」と尋ね、「少しくらいなら延長しても大丈夫です」という一言を付け加えることもポイントです。この一言があるかないかで、相手の満足度が変わってきます。
ただ、切る時はあっさりと。電話の場合は、相手が切るまで切らないというのがマナーでもありますが、Skypeはそこまで気にしなくていいでしょう。
それからSkypeをオフラインにすることも忘れないようにしましょう。オンラインのままにしておくと検索をかけたときにヒットするので、人によっては突然コンタクトを送ってくる場合があります。そのあたりは注意しておきたいところです。
Skypeは基本的に対面や電話などでのコンサルティングと変わりませんが、Skypeならではのポイントもあります。特に、お互いに表情が見えないので、リアクションはややオーバーに取るというところが結構重要です。
横須賀輝尚
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DATA:
32歳(男性)東京都出身/現在の仕事はウェブデザイナー/
22歳から26歳までビジネス什器の営業を担当/
26歳から31歳までIT系企業でウェブ制作を担当/
32歳で独立開業
メイン商材:ウェブ制作、バナー等デザイン業務